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【年末恒例】今年の10枚

2011/12/31 02:35
…といっても、今年ここに記事を書くのが今日が初めてという体たらくですが。

今年は色々あり、割りとストレスを感じることも多々あったので、その発散のためにかなり多くのCDを買いました。
またはお世話になっている方からも多くの頂いたものもあり、選ぶのに非常に難儀しました。それだけ多く音楽を聴けたわけで、総体的には嬉しい事であります。

そんな中で、特に心に残ったCD(アルバム)を10枚ここに列記していきます。
紹介していくのは、今年購入、あるいは頂いたCD(DVDも含む)の音楽作品であり、今年リリースされたものというわけではありません。
それでは基本的に順位は適当ですが、便宜的に10位から…

第10位
Whereabouts / Ron Sexsmith (2006)
もうだいぶ前から名前と顔だけは知っていて、非常に気になっていたので試しに購入してみたら、ドストライクでした。
カナダ版渡辺徹みたいな感じの見た目とは裏腹に、非常に味わい深く優しい音楽で、捨て曲なしでした。どの作品でも期待を裏切らないポテンシャルの高いシンガーソングライターだと思います。散歩しながらよく聞きました。
(↓アマゾンリンクを参考までに。ここにあるレビューの方が参考になるし)
http://www.amazon.co.jp/dp/B00000J2TT/

第9位
Live Rust / Neil Young (1979)
九位もカナダ人。ニール・ヤングのRUST NEVER SLEEPSツアーのライブ音源を収録した本作は、ヤングのライブCDの中でも屈指の充実度だとか。「 Like A Hurricane」が聞きたくて買ったのですが、ほかもやはり侮れませんでした。ジャケのタイトルフォントがやけにスペーシーな字体なのと、ライナーノーツ内の写真のヤングがテクノカット(!)だったりと、なかなか刺激的ですが、終盤の Like A Hurricaneから Hey Hey, My My (Into The Black)、 Tonight's The Nightへの流れはとてもカッコイイです。
http://www.amazon.co.jp/dp/B000002KDI/

第8位
Doolittle / Pixies (2003)
オルタナティブ・ロックの雄・ピクシーズは、日本のオルタナの最高峰だと(個人的に)思っているナンバーガールが敬愛してやまないバンドとして、そのバンド名だけは知っていましたが、個人的にはフー・ファイターズくらいしか聴かない自分にとって、敷居の高い存在でした。しかしたまたまこのCDを頂き、聞いてみるとすぐにお気に入りの一枚となりました。
初期ナンバーガールを思わせる、哀切のあるメロディーが頻発して、とても気持ちいい作品です。
http://www.amazon.co.jp/dp/B000065PUE/

第7位
Noel Gallagher's High Flying Birds / Noel Gallagher (2011)
オアシス解散後、ついに出た兄貴のソロ。「Heathen Chemistry(2002)」の Force Of Natureという曲が好きで、こんな感じの曲ばっかりのソロアルバムを出さないかなと思っていたら、今年作ってくれました。基本的には、当然ながらメロディはオアシスですが、特に「Masterplan」とかが好きな人にはツボにハマる感じだと思います。ちょっとダンサブルな曲もやってますが、とにかく基本的にオアシスです。そのため、ずっと聞いてると、弟のボーカルが恋しくなってきます。キンクスよりは再結成の可能性は高いと思うので、奇跡を待ちたいと思います。
http://www.amazon.co.jp/dp/B005DHC6R0/

第6位
三悪道中膝栗毛 / 人間椅子 (2004)
ネットでたまたま「洗礼」のPVをみて、あまりにツボで購入。イカ天出身の巨人という感じでしょうか。今まで知らなかったことが恥ずかしいです。バンド名やジャケット通りの音楽で、他の曲もオドロオドロしくて素晴らしいです。陽の入らない教室から、カンカン照りのグラウンドを眺めている感じがします(個人的にはそれが一番江戸川乱歩っぽい雰囲気、という意味)。聖飢魔Uみたいに、ふざけてんのかと思ったら、実はどのバンドよりも高い演奏技術を見せつけてきます。買い進めていきたい邦楽バンドに、久々に出会いました。「意趣返し」という曲が好きです。
http://www.amazon.co.jp/dp/B0002RN8AA/

第5位
Layla & Other Assorted Love Songs / Derek and the Dominos(1970)

これはまあ、記念的に。70年発表の伝説的名盤「いとしのレイラ」、ドミノスの見発表音源4曲を含む二枚組決定盤。これ以前に出ているボックスセットの方が、個人的には有意義な内容かとも思いますが、恥ずかしながら自分はそれを持ってないので、こちらを購入しました。内容は言わずもがなです。知らない人がいるほうがよろしくない、そういう必聴・必修の作品ではないでしょうか。
http://www.amazon.co.jp/dp/B004I4H8QS/

第4位
Wait for Me / Susan Tedeschi (2007)
こちらもいただきもの。一曲目から持ってかれました。現在のブルーズ・ロックの女性シンガーソングライターとしてはトップレベルの人のようです。夫がオールマン・ブラザーズ・バンドのメンバー、ブッチ・トラックスの息子・デレク・トラックスで、この人のCDも期せずしていただいたのですが、そちらも素晴らしい。でもやっぱり心に沁みるのは、本作スーザンかな、という感じです。ブルーズといっても、かなり洗練されているので、非常に万人ウケする感じで気持ち良いです。こういう人が必ず出てくる洋楽シーンは本当に羨ましいです。

http://www.amazon.co.jp/dp/B000113QFY/
第3位
Fly With the Wind / Mccoy Tyner(1976)
こちらもたまたまネットで見つけたものですが、表題曲の「Fly With the Wind」の疾走感にノックアウトです。ピアノジャズが大好きなので、本作を聞いてからマッコイ・タイナーのCDはちょくちょく探して聴きました。どの作品もエモーショナルな演奏が印象的で(もちろん抑えた曲もある)聴いていてとても気持ちいいです。やっとジャズを聴きこむような事もできるようになった自分にも驚きつつ、今年最も、聞いた瞬間に購入意欲を駆り立てられた何かと衝撃度の高い出会いでした。
http://www.amazon.co.jp/dp/B0017YZIKU/

第2位
Dirty Deeds Done Dirt Cheap / AC/DC(1976)
今年出会った衝撃のロックバンドがAC/DCでした。ボン・スコット存命中のライブ盤「If You Want Blood You've Got It 」を贈られ、そのジャケのバカバカしさに魅力を感じ、聞いてみるともう完全に持ってかれてしまいました。無意識的に頭を振ってしまうギター・リフに、清々しい程バカバカしいボーカルが本当にカッコイイ。現在、かなり安価に作品が揃うので、ちょくちょくオリジナル作品(ボン在世中の所まで)を買いあさり、その中で特に気に行ったのが本作「Dirty Deeds Done Dirt Cheap」。表題曲がダサカッコイイです。しかしこのアルバムに強く惹かれるのは曲単体の爆発力というより、全体にみなぎる「ゆかいな仲間」感。放課後のふざけあいのような仲の良さが伝わってきてとても微笑ましいです。AC/DCは最高でした。来年は「BACK IN BLACK」を買います。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00008BXJ4/

第1位
グレイテスト・ヒッツ / Queen(2011)
まさかのベスト盤の一位。結成40周年の節目に出た本作は、とにかくクイーンの代表的楽曲が目白押しの超便利盤です。東日本大震災のダメージは、実害に遭った方々と比べたら些細なものですが、折に触れやはり気持ちが沈むことが多かった一年でした。そんな中で、フレディの歌声に、どれだけ元気づけられたことか。そして本作の日本語盤にしかない「手をとりあって」には、本当に支えられました。栄光と悲哀、どぢらもがとてもドラマチックに表現されるクイーンの音楽は素晴らしいと思います。
http://www.amazon.co.jp/dp/B004CHSXX8/




……という感じです。どれが一位とか、そういうのは本当あまり関係なく、この十枚の他にも、今年は面白い発見が多かったです。来年もまた多くの音楽に出会いたいものです。それでは、良いお年を。




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『ヒックとドラゴン』を観た

2011/05/16 20:48
劇場公開はもうだいぶ前の事だが、当時各方面で絶賛されていて、そのおかげもあってロングラン上映でもあったのは記憶に新しい。そんな名作のニオイがプンプンしていてずっと気になっていたので、先日DVDをレンタルしてきて観た。

…主人公が住む島には、ドラゴンが島の家畜などを狙って大群で襲ってくるので、これを撃退するために皆武装してドラゴンと戦わなければならない。その戦士たちの中で、最も強いリーダーが主人公の父親なのだが、主人公にはそのような父の素質をまるで継いでいなくて、ヘンテコな武器を考案しているが失敗作ばかりで、皆の足手まとい。でもいつかは勇敢な戦士になるのが夢、というよくありがちな設定。それでも、そういう世界観や人物設定を非常に小気味よく、ドラゴンとの戦闘シーン中にアクションを見せながら説明してくれるので、子供はすぐ引き込まれるような作り方は流石だと思った。

物語は進んで、ある日主人公は怪我をして飛べなくなったドラゴンが、島の片隅で弱っているのを発見。
ドラゴンは殺さねばならないのが島の掟だったが、主人公はその痛ましい姿を見てつい介抱してしまう…

もうこの辺で正直飽きて来たので、適当に見ていたのだが、最後まで期待を裏切らない王道のストーリーであった。
それでも「盗人にも三分の理」的な、自分たちにとって害があるから、排除すればいい、という差別的考え方はよくない!という事を、『子供に』教えるには本当に良い映画だと思った。

要するに自分は大人なので、そういう事はもう知ってなくちゃならないわけで、そこがもっとガツンとくるドラマでないと
絶賛は難しい。本作の最後の戦いで、「結局それかよ」と思える安易な着地点を見ても、やっぱり子供向けだなと思ってしまった。でも「おとなも楽しめる」物が、子供には良いものかは正直疑問が残るので、とにかくコレをみて泣く大人がいたらちょっとアレだと思う。自分が対象年齢外なのは言うまでもないのだが。

絵はポップでとても良かった。あんな絵が描けると楽しいと思う。うらやましい。


『インビクタス』のマンデラが放つ「理解せずに批判するな」という言葉のほうが、色々自分には感動があった。









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年末恒例・今年の10枚

2010/12/31 17:41
もう2010年も残すところあと数時間となってしまいました。
例年ならもう少し早くやるはずだったのに遅くなってしまったので、駆け足的にサクっといこうと思います。

一応前置きとして、この一年間、自分が購入した音楽CD、DVDの中で、特に印象深い10枚を一応ランキング形式にして発表します。個人的購入年が2010年であって、作品のリリース年が2010年ではありません(アーティスト名横の括弧内がオリジナル盤リリース年)ので悪しからず。
それでは、今年の十傑の発表。

第十位:A Christmas Gift For You From Phill Spector : Phil Spector(1963)
第九位:Ballad Of Easy Rider :The Byrds(1969)
第八位:The Age Of Plastic :The Buggles(1980)
第七位:Expressions :Music Go Music(2009)
第六位:Rough & Ready :Jeff Beck Group(1971) 
第五位:言葉にならない、笑顔を見せてくれよ :くるり(2010)
第四位:OTRL :奥田民生(2010)
第三位:Preservation Act1 :The Kinks(1973)
第二位:Big Wave :山下達郎(1984)
第一位:Wild Honey :The Beach Boys(1968)

と、なりました。十位は怪プロデューサー・フィル・スペクターがプロデュースしたファミリーを集めて、クリスマスソングを歌わせたコンピレーションですが、王道のクリスマスソングを黒いボーカルでバンバン畳み掛ける構成で良かったです。最後にスペクターがしゃべりだすのはびっくりしましたが。九位はいただき物ですが、ジェシ・デイヴィス版の「Tulsa County」に慣れた自分には新鮮なオリジナルの「Tulsa County」が聴けてよかったです。もちろん他の曲も良いです。八位はずっと気になってたジャケットの本作をユニオンで購入、「♪あ〜わ、あ〜わ♪」がこの人たちだったのかと今更知るという発見がありました。上半期は本当よく聴きました。

七位はヤフーニュースで名前を知って、ユーチューブでPVを見て、即購入、という現代的なアプローチで手に入れた作品。ボーカルの女性の声がとてもキレイで、コレもよく聴いてました。アルバムのアートワークはダントツの一位なおしゃれジャケでした。六位は、今更やっと購入したのがお恥ずかしい所ですが、買って聴いてみたらまあ気持良くて、愛聴しました。出だしがわくわくさせる快作です。五位は今年満を持して発表された、くるりのアルバム。「犬とベイビー」が面白くて大好きです。今年はライブを見られるという幸運にもあずかったので嬉しかったです。

四位も今年発売された奥田民生のアルバム。前年(だっけ?)に行われた、レコーディング風景を観客に見せるという「レコーディングライブ(RL)」をまとめた本作は、奥田民生節の健在さをみせつけられました。かっこいいです。「暗黒の扉」という最終曲が特に好きです。SE的なパラパラとした拍手を入れてるのが、いつも思うけれども素晴らしいセンス。三位は買おう買おうと思って尻込みしていたプリザベイション(第一幕)。しかし買って良かった。アマゾンレビューやキンクスファンの間でも評判が微妙ですが、自分は好きです。第一幕はまだ、レイ先生が暴走して歌劇にしようとする前に、デイブがロックに引き戻すので、聴いていて飽きません。気がつくと再生してました。第二幕も結構良いので侮れません。

そして第二位はタッツ。とうとう自分も山下達郎にシビれる時が来たかと。しかし本作の「JODY」はイントロを聞くと足を合わせて踏みならしてしまうくらい良いです。梅雨のジメジメした頃、夏を待ち望むように聴きまくりました。ジャケットも香ばしいです。ほんとにオススメ。

第一位は自分では意外のビーチボーイズ。今本作を安く買おうとすると2イン1で「Smaily Smile」と抱き合わせになっているタイトルがあり、奇しくもSmily〜の方にあの「グッド・バイブレーション」が入っているので影が薄気味ですが、自分は断然「Wild Honey」を推します。悪くいうと「お行儀がいい」感じかもしれませんが、とてもコーラスワークがキレイで、ポップな作品で癖になりました。おかげで今年はビーチボーイズをよく聴きました。



というわけで、これでおしまい。
来年はここ↓
http://rock.h-harrison.com/
という便利なサイトができましたので、駆使しながらまた音楽を探そうと思います。

それでは、また来年。
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週刊マンガ日本史

2010/06/22 22:36
朝日新聞出版から、いつからだったか刊行されていた、掲題の雑誌。
創刊前のニュースで、安彦良和氏が勝海舟を描く、という事だけ気になっていたのだが、
こないだブラっと立ち寄った書店に、正にその勝海舟の号があったのでいてもたてもたまらず、買ってしまった。

この手の本は予想通り、その厚さ以上に内容が薄っぺらい(指導要綱だかに則っているから尚更。教科書に出てくる程度の情報があればいいのだから)のだが、それを補って余りある安彦氏の描画にシビれた。読後の感想は、ただただ「もったいない」の一言。「安彦良和の週刊マンガ勝海舟」をやってほしい。さもなくば、『三河物語』をやったように、『氷川清話』を漫画化して欲しいと思った。いや、安彦先生は描くべきだ。

…まあ、勢いで書いたけど、要するに自分が思う勝海舟像にぴったりだったから感動したってだけです。

とはいえ、巻末にもっと海舟を知るための本として、ムロタニツネ象先生の学研まんが人物日本史・勝海舟を紹介してたのは朝日新聞も味な事するな、という感じだったけど。

でわまた。
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探検他所の街

2010/06/05 09:54
この間の日曜は肌寒い一日でしたが、そんな中、羽村に行きました。
というのも、旧知の地学の先生(この辺の説明は面倒くさいので割愛)が、ここ羽村から始まる玉川上水一帯の地形についてのフィールドワークに向かうとのことで、そこに同道させていただいたという経緯があったためです。
羽村は東京の西部、もうすぐ青梅、奥多摩、という位置です。立川から青梅線に乗るやいなや、大滝詠一の『ナイアガラムーン」』をかけていくと、福生の手前で「福生ストラット」がかかるというグッドタイミングを体験したりと幸先の良いスタートでもって羽村駅着。

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ここから羽村取水堰という多摩川の水を取り入れる、玉川上水の入り口を目指します。割と平屋や大きい一軒家の多い路地を抜けていくと…
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水量を調節管理している東京都水道局羽村取水所というところに来ると、そこには上のような昔の門が残っています。「陣屋」という役人の詰所で、玉川上水を作る時から今まで、ここには役人がずっと詰めて監督していたわけです。
そして取水堰。
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中央部から水を取り入れ、画像左端から余分な水を吐き出すという単純な構造ながら、一定水量を確保する堰。この単純な機構だけではなくきっちり管理装置があります。ごうごうと水を取り入れてるのは中々壮観です。
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取水堰全貌。この左側には、水がちゃんと流れてくるように、「牛枠」と呼ばれる水制装置が、おかれてあります。
今は土手も整備されて歴史的遺構として残っているようでしたが、写真を撮り忘れてしまいましたので絵を。
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こういうのが、投石機のようにズラーっと左から右、或いは右から左に並んでました→





そして玉川上水といばこの人、玉川兄弟。
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小学校の社会科の教科書で見たあの銅像がここに!とちょっと感動しました。


一行はこのまま玉川上水に沿って歩かず、川向こうの羽村市郷土博物館で玉川上水のお勉強をしました。
非常にキレイな箱物でしたが、玉川上水を知るには極めて有用ではあります。そこにあった古民家が良かったので、私はそこだけ写真に収めましたが…
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博物館を出て、やっと今回の目的、玉川上水を歩きます。
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一応、誰でも散策ができるように上水に沿って道が出来ていて、トイレもあるし気楽な道程をゆくことが出来ます。

玉川上水は、本流の多摩川と違い、その終着点である四谷大木戸まで、高低差が100m程度という極めて平坦な場所を延々流さなくてはならなかったというのがミソで、且つ取水口から台地という一段高い土地に水を引き入れなければならないという、難事業だったようです。夜にちょうちんを並べて高低差を調べて少しでも低い位置を探したり、とにかく流れる高低を得るまで土を掘ったりと玉川兄弟の努力の上で成り立ったのでしたが、その辺の苦労は普通にこの上水を見ている分には想像もつかない穏やかさでしたが、その辺を我らが学者先生は見出してはしきりに関心しておりました。確かに、いつの間にか多摩川があんな下方を流れているのかと思われる丘の上を、玉川上水は流れていたりして、教えられるととびっくりします。玉川兄弟ありがとう。

そして、羽村からテクテク上水を下って拝島駅が近くなったところにこんな公園があります。
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水喰土公園

「みずくらいど」と読むそうです。すごいネーミングのこの土地名は、玉川上水最大の難関を示す土地言葉だそうです。
この公園のあたりが、当初玉川上水を流す予定地だったそうですが、ここを掘ってみると、流した水がみるみる吸い取れられる(喰われる)という最悪の地質だった事が判明しました。そこで上水はコース変更を余儀なくされます。このような地形が、さらに下流の多磨霊園あたりにもあり、ここでも掘り進めて結局ダメで担当役人が文字通りクビになったという話もあるそうです。しかし、当地の変更した流路は、この水喰土地帯からすぐとなりにあり、ちょっとの差で地質がそんなに変わってしまうものかとまたまたびっくりしました。

公園は八高線、五日市線、青梅線が交差する三角地点みたいなところにあります。

それとこの「水喰土」という呼称、いかにも多摩のお百姓の地言葉っぽくてしびれます。本当多摩弁は汚い、だがそこがいい。

こうして一行はゴールである拝島駅にたどり着き、フィールドワークは終了。私はただ同伴して散歩しただけですが。大体歩行距離は6キロくらいとのことでしたが、まったく疲れず、本当に楽しかったです。


最後に、気にいった多摩っぽい風景を。

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五日市線熊川駅付近の踏切

東京っていっても、都心以外はこんなものです。それにしてもこれはややのどかすぎかしら。

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路地

こういう感じはどこにでもあるようで、なくなった気がします。

あと最後に、久々作りましたおさらい地図。相変わらずおさらいになってませんが。

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でわまた。
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天才 勝新太郎

2010/04/11 09:30
『天才 勝新太郎』(春日太一、文春新書)という本が、今流行の「twitter」上で、水道橋博士が激賞してたので、自分も買ってみた。

中身は本当に勝新太郎の人間像に迫る、骨太な勝新太郎伝。事実を入念に調べたからこそ得られる充実感に溢れている好著です。ただの豪快なスターなだけじゃ、今の今まで「勝新」なんていう言葉で親しまれるワケがない事がよくわかりました。代表作「座頭市」のテレビシリーズの最終回で勝新太郎が考えたラスト(座頭市は監督・脚本:勝新太郎という事があり、ただの役者ではなかったのも、今更ですが初めて知った)の話などを読み、勝の深層部分を知ることができた気がして感動しました。
すぐ読めると思うので、あんまり中身の話はしないでとにかくオススメだけしときます。

で、そういう本編とは関係なく、本書で描写される、昭和の芸能界の描写に興味をもちました。
なんやかやで、昔から役者は「〇〇の息子」とかの代替わりがあった事、芝居(映画)というのが「興業」という意味合いが強く、故に必然的にヤ●ザの世界と関わりの深いことなど。
まあそれやこれやで、戦後直後は映画が娯楽の筆頭として全盛でしたが、後に出てくるテレビにお株を奪われるのもまた昭和の特徴と言えます。勝新太郎も映画スターを目指してたのを、「やむなく」テレビに活路を見出そうとします。

そこでハタと思ったのが、今この時、そのテレビが、この昭和の映画になっているのではないか、ということ。少なくともその徴候があるのではないか、という事です。そこで私は、昔もあった交代劇なんだから、今だって必ず起こるのではないかと痛感しました。革命は必ず起こるのではないかと。面倒なのは静観ができない事くらいか。対応しないと。既得権益者が駆逐される様っていうのは、見てみたいけど。

つーわけで「盛者必衰」な社会だなあっていうっていう…。iPad欲しいなあ、とちょっと思う今日この頃です。
でわまた。





天才 勝新太郎 (文春新書)
文藝春秋
春日 太一

ユーザレビュー:
大変な労作。文句なし ...
筆者が燃え尽きていな ...
監督・勝新太郎を評価 ...

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シャーロック・ホームズ

2010/03/22 19:54
ロバート・ダウニーJr、ジュード・ロウの映画を見に行ってきました。

私はコナン・ドイルの小説は一冊も読んだ憶えがないので、なんとなくのホームズ像しかないのですが、個人的にはホームズといえば冷静沈着・高潔で知的な紳士、なんというか、アクティブな諸葛亮孔明みたいな雰囲気で認識してたのですが、今作のロバート・ダウニーJr演じるホームズは、『ルパン三世』のような何処か抜けてる感じでも、決めるときは決めるというヒーローに仕立てていました。そのためのキャスティングとしてロバート・ダウニーJrというのは、いいセンスだと思いました。どうもこの雰囲気のホームズの方が、原作に近いらしいので、原作を読んでみたくなりました。ストーリーは『名探偵ホームズ(犬のホームズ)』みたいなスラップスティックなアクション満載だったので、楽しく見ました。

ワトソン役のジュード・ロウは、…もういるだけでカッコいいや、以上。

あと、上映前にやる映画の海賊版禁止のCM(カメラの頭の人の奴)のあの中の人は、みうらじゅんが女性だよって言っていたのですっごく注意して見てたのですが、私にはわかりませんでした。また映画館で見るときはあのCMに注意をしておかないと、と思いました。

でわまた。
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